離婚を決意したものの、相手と話し合いがまとまらない場合、家庭裁判所に離婚調停を申し立てることができます。離婚調停は、裁判官と調停委員が間に入り、夫婦間の話し合いによる解決を目指す手続きです。
1. 離婚調停の申立て
* 申立書の作成:
* 申立書には、夫婦の氏名、住所、連絡先、離婚の理由、希望する離婚条件などを記載します。
* 弁護士に依頼する場合は、申立書の作成を代行してもらえます。
* 必要書類の準備:
* 戸籍謄本、住民票、収入証明書など、必要書類を準備します。
* 弁護士に依頼する場合は、必要書類の収集をサポートしてもらえます。
* 申立て:
* 必要書類と申立書を家庭裁判所に提出します。
* 申立て後、家庭裁判所から第1回調停期日の連絡があります。
2. 調停期日
* 調停期日への出席:
* 原則として、夫婦双方が家庭裁判所に出席します。
* 弁護士に依頼する場合は、弁護士も同席し、サポートを受けられます。
* 調停委員との話し合い:
* 調停委員が夫婦それぞれの主張を聞き、話し合いを進めます。
* 弁護士は、依頼者の主張を的確に伝え、有利な条件での合意を目指します。
* 調停成立または不成立:
* 夫婦が合意に至れば、調停成立となり、調停調書が作成されます。
* 合意に至らない場合は、調停不成立となります。
3. 調停不成立後の手続き
* 離婚訴訟:
* 調停が不成立となった場合、離婚訴訟を提起することができます。
* 離婚訴訟では、裁判官が証拠に基づいて離婚の可否や離婚条件を判断します。
* 協議離婚:
* 調停中に、または調停が不成立になった後に、当事者間で話し合い、離婚条件で合意できた場合は、協議離婚が成立します。
離婚調停を弁護士に依頼するメリット
* 手続きのサポート:
* 申立書の作成、必要書類の準備、裁判所への提出など、煩雑な手続きを代行してもらえます。
* 適切な主張:
* 法的知識に基づき、依頼者の主張を的確に伝え、有利な条件での合意を目指します。
* 精神的なサポート:
* 精神的な負担が大きい離婚問題について、弁護士が精神的な支えとなります。
まとめ
離婚調停は、夫婦間の話し合いによる解決を目指す手続きですが、専門的な知識や経験が必要です。弁護士に依頼することで、手続きのサポートや適切な主張など、様々なメリットが得られます。離婚問題でお悩みの方は、弁護士に相談することをおすすめします。
ご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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